ノロウイルス食中毒に概況
横浜市保健所の情報によると平成27年11月27日、横浜中華街にある老舗飲食店「華正楼本店」(横浜市中区山下町186)で21日に飲食した10~50代の男女29人が嘔吐や下痢、発熱などの食中毒の症状を訴えたと発表した。全員入院はせず快方に向かっているという。 同保健所によると、患者は市内企業の社員や家族ら。同日午後6時ごろ、計98人で同店を訪れ、エビやフカヒレ、アワビなどが入ったコース料理を食べたという。 そのうち29人が翌22~24日に食中毒の症状を訴えたため、同保健所が調べたところ、9人からノロウイルスが検出された。同保健所は原因を調べるとともに、27日午後から同店を営業禁止処分とした。
ノロウイルス食中毒の決定に至った経緯
不詳(横浜市保健所HP非公表 11月28日現在)
ノロウイルス食中毒の原因物質
ノロウイルス食中毒が発生した原因施設
所在地:神奈川県横浜市中区山下町186
名称:華正樓本店
営業形態:中華料理
営業者: 華正樓
ノロウイルス食中毒による営業処分内容
平成27年11月27日午後から同店を営業禁止処分
お詫び内容(ホームページ抜粋)
華正樓本店のホームページ等での発表はなし
管理人によるノロウイルス食中毒の所見
ノロウイルス食中毒の原因の多くは、牡蠣などの二枚貝ではなく、ヒトの手指がノロウイルスに汚染された状態で食品に接触することで料理などがノロウイルスに汚染されることで多くのノロウイルス食中毒が発生しています。ノロウイルスは、私たちの腸内で増殖するウイルスで、感染した患者さんの下痢便や嘔吐物など汚物に大量に含まれており、トイレの後や食事の前の手洗いを徹底することで多くのノロウイルス食中毒を予防できます。消費者庁の調査報告によるとトイレでの手洗いの実施率は85%であり15%の方はトイレの後でも手洗いを未実施です。上記で説明したとおり、トイレ後の手洗いは、ノロウイルス感染予防で非常に重要でもあるにも関わらず衛生に対する意識が低く感染する事例が多いです。今年は過去に流行していない新しいノロウイルスG2.17が流行するといわれております。流行が無いことで私たちヒトの免疫力も弱く感染が拡大するといわれていますので、是非、手洗いの徹底や食品の十分な加熱が重要になります。