ノロウイルス感染情報

ノロウイルス感染者1週間で2万人を超える

ノロウイルスによる感染が増大している。国立感染症研究所が平成27年11月24日に発表した情報によると全国47都道府県のうち40都道府県で増大している。特に増大しているのは、西日本や九州エリアであり該当する地域では特に注意が必要である。感染症の流行を判断する定点(小児科定点医療機関約3000カ所)あたりの感染者が最も多かったのは、鹿児島(14.6)であり、次いで宮崎(14.4)、鳥取(13.2)、福井(13.0)、福岡(13.0)、大分(12.1)、広島(11.9)、島根(11.9)、長崎(11.7)、佐賀(11.1)、熊本(9.8)、兵庫(9.5)、石川(9.5)、徳島(9.3)の順であった。尚、平成27年11月9日から15日までの1週間に全国でノロウイルスに感染した報告数は、前週比20%増加した6.88人であった。10月から7週連続でノロウイルスによる感染者が増加している。国立感染症研究所が把握している定点あたりの感染者数は、病院で診断され報告があった分であり、病院に行かず自然治癒した分は含まれていません。その為、実際に感染した患者数は、もっと多いと思われ、報告数以上に感染が蔓延していると言えるでしょう。(カッコ)内は定点あたりの人数で単位は「人」です。

ノロウイルス感染拡大は6週連続で増加

国立感染症研究所が発表した第46週(平成27年11月9日から15日)の1週間に全国の定点医療機関(小児科定点医療機関約3,000カ所)から報告があったノロウイルス感染者数は、21,696人(先週比プラス3686人)で前週比20%増となった。また、定点当たり感染者数は6.88人となり、第40週から7週連続で増加しており、感染が拡大していることが確認されている。全国の定点医療機関から報告があったノロウイルス感染者数は、以下のとおりである。

37週:10457人(先週比 -266)    42週:10393人(先週比 169) 
38週:9682人(先週比 -775)     43週:13628人(先週比 3235) 
39週:6324人(先週比 -3358)    44週:15919人(先週比 2291)
40週:9835人(先週比 3511)     45週:18010人(先週比 2091)
41週:10224人(先週比 389)     46週:21696人(先週比 3686)

ノロウイルス感染が西日本と九州で拡大中

ノロウイルス感染は、西日本、九州地区で特に増加しており注意が必要である。九州地方では、ノロウイルスの感染が本格化しており、鹿児島県では14保健所のうち9保健所管内で感染者が前週より増加している。鹿児島県内の指宿(24.5)や加世田(24.33)、出水(23.33)の3保健所管内で警報基準値を超過し、宮崎県でも小林(25.67人)と日南(24.33)の保健所管内で警報基準値を上回っており警戒を強めている。また、都市部でもノロウイルスによる感染が確認され警報を発令する動きも出てきた。福岡県福岡市西区では、4週前に比べて3倍近くの感染者が発生しており、警報基準値を大幅に上回る29.0人を記録している。広島県でも11月19日、ノロウイルスによる流行が本格的になったと判断し、県内全域に「感染性胃腸炎警報」を発令している。(カッコ)内は定点あたりの人数で単位は「人」です。

2015年は新型ノロウイルスが流行

平成27年9月26日に国立感染症研究所と川崎市は、平成26年から発生しているノロウイルス食中毒の遺伝子を分析した結果、今までには無い新しいタイプを発見したことを発表した。平成26年まで流行していたノロウイルスは、「GII.4」型というものでしたが、今年は「GⅡ.17」型が流行しています。これは従来のGII.4型ノロウイルスが突然変異し今までにはないGⅡ.17型ノロウイルスの遺伝子になった可能性が高いです。私たちヒトの体は、ウイルスなどの病原体に抵抗性(免疫力)をもっていますが、遺伝子の型が違うものに対しての抵抗性は非常に低い(むしろ無防備)状態です。その為、ノロウイルスに感染しても免疫機能が十分に働かず発症することで爆発的な流行が心配されます。今回、発表がありましたGⅡ.17型ノロウイルスは、既に昨年の冬には中国国内で発見されているほかアメリカなどでも同様な報告があり世界的に流行する可能性もあります。

ノロウイルス感染予防は手洗いの徹底

ノロウイルス食中毒菌の感染は、口から病原体の侵入をゆるす経口的な感染が多いです。感染のメカニズムは、ノロウイルスなどが付着した手指で食品に触れ直接食べる事で食品が汚染され感染します。素手で食べる料理や食品(サンドイッチ、おにぎり、果物など)は、必ず手洗いすることが重要です。どんなに清潔に作られた食品でも、ノロウイルスなどの病原微生物が手に付いていたら、清潔な作られた食品でもノロウイルス食中毒を引き起こす可能性があります。このような理由から日本国内の飲食店を営業する際には、必ず手洗い場が必要になります。手洗い場が無くて飲食店の営業許可を取る事はできません。消費者庁が発表した情報によるとトイレ後の手洗いの実施ですが、15.4%の方がトイレの後に手洗いをしないことがわかりました。手洗い未実施の内訳は、小便のみ手洗いの未実施が7.3%、大便のみ手洗いの未実施が3.0%、小便・大便どちらも手洗いを実施してないが5.1%です。トイレで手洗いをしないことは、自身の便が指先に付着したまま色々な場所を触れる事で病原体の汚染を広げたり、自分以外のノロウイルス患者さんの病原体を知らないうち指先が汚染する可能性もあります。もし、トイレで手洗いをしない人が食事前も手洗いをしないで食事をしているならば、ノロウイルスに感染するリスクが非常に高くなります。ノロウイルスは、感染者の下痢便1グラムあたり数億個のウイルスが含まれており、10~100個の極微量のノロウイルスを摂取することで感染します。特に不特定多数が利用する公衆便所、駅、空港、大型商業施設、病院などでは、いつ、ノロウイルスなど病原体に感染した患者さんが使用したかもわからず、ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品などが汚染されているのに気づかず触れる事で確実に指先は汚染されます。冬場のノロウイルスは、長期間感染性を維持するとされています。

ノロウイルス感染が確認された事例(平成27年11月)

11月22日に仙台市保健所は、仙台市の飲食店で食事をした客が下痢やおう吐などの症状を訴え、感染者と従業員の便から病原体が検出されたと発表した。

11月19日に佐賀県は、白石町の飲食店の弁当を食べた客が下痢やおう吐などの症状を訴え、感染者や従業員の便から病原体が検出されたと発表した。

11月17日に奈良県は、橿原市の小学校で児童が下痢やおう吐などの症状を訴え、感染者の便から病原体が検出されたと発表した。また、市川市の小学校でも児童や職員が下痢やおう吐などの症状を訴えた。

11月16日に滋賀県草津市の渋川小学校は、児童や教員が修学旅行後に下痢やおう吐などの症状を訴え、一部の感染者が感染性胃腸炎と診断されたと発表した。広島市中区三川町の旅館に宿泊していた。

11月14日に広島市保健所は、広島市中区三川町の旅館に宿泊した修学旅行中の高校生らが下痢やおう吐などの症状を訴え、感染者や従業員の検便から病原体が検出されたと発表した。一部の生徒は一 時入院した。

11月10日に広島県は、三次市の保育園で園児や職員が下痢やおう吐などの症状を訴え、感染者の便から病原体が検出されたと発表した。

11月9日に岐阜県は、各務原市鵜沼三ツ池町の自動車工場で社員食堂を利用した男女が下痢やおう吐などの症状を訴え感染者の便から病原体が検出されたと発表した。また、千葉市は、同市中央区の小学校で児童が下痢やおう吐などの症状を訴え、病原体が検出されたと発表した。

11月4日に群馬県は、利根郡内の保育園で園児や職員が下痢やおう吐などの症状を訴え、患から検出されたと発表した。

11月2日に長崎県は、大村市の小学校で下痢やおう吐などの症状を訴え感染者の便から病原体が検出されたと発表した。また、多治見市は、同市元町の保育園の園児と調理員や保育士が下痢やおう吐などの症状を訴え感染者から病原体が検出されたと発表した。園児が入院した。

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ノロウイルス感染者1週間で2万人

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