ノロウイルスから感染を予防するポイント

ノロウイルスの感染予防は、手洗い、加熱、消毒の3つが重要!

ノロウイルス感染予防は、非常に感染力が強い病原体であるノロウイルスを体内に取り込まないことが重要です。多くの食中毒菌は、温度、湿度、栄養の3つの条件が揃えば増殖しますが、ノロウイルスは食中毒菌が増殖環境では増殖せず私たちの体内で増殖する事がわかっています。口や気管から侵入すると食道を通り抜け小腸へ到達します。そして、小腸の粘膜(上皮細胞)に侵入し爆発的に増殖を繰り返す事で胃腸の機能は低下し下痢や嘔吐などの症状が現われます。冬場に流行するインフルエンザは、予防効果があるワクチンが開発されていますが、ノロウイルスには予防効果があるワクチンありません。厚生労働省が発表する食中毒統計では、ノロウイルス食中毒の発生件数は、カンピロバクターに次いで2位、発生患者数では1位となっています。秋から冬かけて感染がピークで特に予防が必要ですが、夏場にも発生が確認されていますので一年を通して予防する必要があります。ノロウイルスに感染すると1日から2日の潜伏期間を経て、発熱の症状があらわれた後、激しい下痢や嘔吐の症状があらわれます。患者さんの下痢や嘔吐の汚物には、感染力があるノロウイルスが大量に含まれており二次感染に注意しない様に感染予防が重要です。

ノロウイルスの感染予防のポイント!接触感染を防ぐ!

ノロウイルスの感染経路(札幌市)

ノロウイルスの感染経路としては、以下の3通りが知られています。ノロウイルスは、汚染された食品や 便・吐しゃ物に接触した手を介して感染する「接触感染」、吐しゃ物などからの飛沫を吸入して感染する「飛沫感染」、吐しゃ物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が空気中に舞い上がり吸入して感染する「空気感染」により、人から人へ感染していきます。最も感染リスクが高いのは「接触感染」であり「飛沫感染」や「接触感染」のリスクは低いと思われます。

  1. 生牡蠣など二枚貝を十分に加熱しないで摂取した場合。
  2. ノロウイルスに感染し、病原体を保有した方が十分に手を洗わずに調理をすることで、食品が汚染し、そのまま生食もしくは加熱不十分で食品を提供し摂取した場合。(二次感染
  3. ノロウイルスに感染した患者さんが下痢便や嘔吐物など吐き下しの症状を繰り返す事でトイレやその周囲が汚染したまま消毒をせず、その後にトイレを利用した方の手指にノロウイルスが汚染され感染が拡大する場合。

ノロウイルスに感染すると24時間から48時間で,先ず発熱の症状が現れ、続いて、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛の症状が現れます。症状は数日から1週間程度続きますが、ノロウイルスが原因で重症化する事なく自然に回復します。しかし、乳児や高齢者などは、脱水症状や誤嚥性肺炎に注意しましょう。

            

食中毒や感染性胃腸炎の感染予防のポイント

ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎の原因の多くは、先ず高齢者施設や保育園(所)、幼稚園、小学校の利用者の1人が感染し、その感染者がトイレや施設内で下痢や嘔吐など吐き下しをする事で汚染が拡大し感染が拡大したと考えられます。ノロウイルスの感染予防する為には、すべての国民が正しい衛生知識と習慣を身に着ける事が必要でありますが残念ながら不可能です。流行を少しでも拡大しない様に感染予防のポイントをまとめました。

加熱調理でシッカリ殺して感染予防

加熱調理によるノロウイルス感染予防

ノロウイルスの感染予防を目的とした加熱は、食品の中心温度が85度から90度の状態で90秒以上の加熱を厚生労働省も推奨しています。また、電子レンジによる加熱もノロウイルスの感染予防に効果が期待できますが、電子レンジの特性上、食材全体に均一に加熱ができないため、加熱の途中でかき混ぜたりする工夫が必要です。詳しくは「電子レンジとノロウイルス」を参照してください。十分に加熱をした料理でも最後にノロウイルスに汚染された指先で食品に触れると全くの無意味です。調理従事者や食品に触れる人の指先は、常に清潔に保ち素手で料理や食品に素手で触れないことが重要であると考えます。

次亜塩素酸ナトリウムで消毒して感染予防

次亜塩素酸ナトリウムでノロウイルス感染予防

次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒もノロウイルスの感染予防に有効です。その為、加熱調理ができないサラダなど生食の料理や器具や備品類で次亜塩素酸ナトリウムは使用されます。野菜などを消毒する際には、100ppmから200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液を作り十分に浸漬させた後に流水で洗います。浸漬時間は、100ppmなら10分、200ppmなら5分が目安です。次亜塩素酸ナトリウムの濃度が濃くなるとノロウイルスの消毒効果も非常に高くなりますが、塩素臭が残り食用に向きません。腸管出血性大腸菌O157を殺菌するのに用いられるアルコールではノロウイルスの感染予防の効果が期待できませんので注意してください。使用目的に合わせて消毒薬を使い分ける必要があります。次亜塩素酸ナトリウムを用いた感染予防は「次亜塩素酸ナトリウムによる消毒」を参照してください。

ノロウイルス感染予防の基本は「手洗いの徹底」

手洗いがノロウイルスの感染予防

手洗いの徹底がノロウイルスの感染予防において非常に重要です。近年発生した食中毒を調べると食材そのものが汚染していた訳ではなく、流通や加工の段階で食材にノロウイルスが汚染したことが原因だと考えらます。その為、調理や加工で食品に触れる人は、ノロウイルスを保有しない事はもちろんですが、手や指先を常に清潔にしておく事が非常に重要です。特に手洗いで注意したいのは、手や指先がノロウイルスに感染されやすいトイレの後と食品を素手でふれる食事の前の手洗いです。ノロウイルスの予防を目的とした手洗い方法は、指先だけではなく指から手の甲まで全体を洗うことをおすすめします。目安の時間としては、30秒程度、石鹸を手の全体に付けて指先と指先を擦りあわせるようにして洗います。普通の石鹸は、消毒効果はありません。しかり、しっかり洗うことで摩擦が生じ物理的に汚れと一緒に洗い流すことができます。そして、手洗いあとは、ペーパータオルで水分と一緒に汚れをふき取りましょう。こうすることで次亜塩素酸ナトリウムを使用しなくても指先を清潔にすることが可能です。詳しくは「二次感染予防と手洗い」を参照してください。

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